《MUMEI》 えーりん!えーりん! 15「じゃ、てゐ。丹輝さんを迎えに行って」 永琳が言う。 「了解ウサ」 てゐは部屋を後にする。 残りの三人はそれぞれ永琳の作った洗脳薬を持ち、 いつ、丹輝が来てもおかしくない様に準備をした。 「なんとしてもアレを完成させるのよ!」 その永琳の一言で会議は終わり、それぞれ持ち場に着いた。 一方、丹輝は、 「あれ?此処さっきも通ったじゃん」 道に迷っていた。 しかし、迷うのも仕方がない。 この竹林はそういうものになっていた。 この竹林を地図無しで迷わず抜けられるのは数人しかいない。 丹輝はめげずにしばらく歩いていると、 「おっ、いたウサ」 一番会いたくない人?に会った。 前へ |次へ |
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