《MUMEI》 えーりん!えーりん! 17しかしいつまでたっても弾幕は襲って来なかった。 すべて丹輝の目の前に出来たスキマに飲み込まれていた。 「私が寝ている間に面白い事になってるわね」 「ゆ、ゆかりん!?」 丹輝の目の前には八雲 紫が居た。 「やほー、丹輝。大丈夫?」 「あぁ、大丈夫だ、問題ない」 実際、あと一歩までいっていたが…。 「あら、てゐじゃないの。どうしたのそんなにおびえて…」 丹輝はてゐの方を見る。 てゐは明らかに紫を見ておびえていた。 紫の顔を覗いてみると、怒りに満ちた、 最強の妖怪の一人と言うのがよく分かるほどの殺気を放っていた。 「てゐ、状況を話しなさい」 紫は言う。 てゐはおそるおそる紫に近づき、状況を説明していった。 前へ |次へ |
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