《MUMEI》

――…チュ…。

「…………また……するの…?」


軽いキスの後、由紀は嬉しそうに問いかけた。


男は無言で笑みを浮かべながら、優しく由紀の唇に顔を近づけてゆく――…。


やがて二人は自然と眼を閉じた――…。


――…チュ…。

「ん………」


やわらかなアイドルの唇が、無骨な男の唇で塞がれると、そこから小さな声が溢れた…。


――…チュ…チュ…。

ねっとりと吸いつく男女の唇…

求めあうように舌を絡めると…

そこを行き交う二人の唾液が溶けあってゆく…。


「…んフ……」


夢中で交わし合うキスの応酬は、ふつふつと男女の興奮を高めていった――…。


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