《MUMEI》 えーりん!えーりん! 20「そう。そういえば、紫は?」 「たぶん、大丈夫だろ。 紫は本当に強いし、俺が死ぬほど」 「ふふっ」 霊夢は思わず笑ってしまう。 「そうよね。紫は本当に…」 ドォーーーン! その時、空に大きな花火が上がった。 高く、高く、月まで届きそうな、 その花火はまるで紫の仕事完了のサインの様だった。 「ほらな」 丹輝が言う。 「そうね」 霊夢が同意する。 今日の夜は満月だった……。 前へ |次へ |
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