《MUMEI》 \/\/\/\/\/\/\/\ 同刻――… 徹マン明けの4人の女が、くたびれた面持ちで街を歩いていた。 才「みぃちゃんさぁ……アンタその舌ワザでパトロンをGetするって言うけどね… …それだけでA?Bのセンター張れると思ってんの?」 飽元才加は、麻雀で大負けを喰った後輩アイドルに絡んだ。 み「思ってますョ……アタシは、いつか必ずセンターに立ってみせますョ…。」 三根岸みなみは、才加をいなすように言った後、こう付け加えた。 み「…少なくとも、あっちゃんが居る間は無理っスけど…。」 それを聞いた宮澤佐餌と蔵持明日香がため息をつく――… 明「あ〜ぁ…不公平だよね……あっちゃんだけ、あんなカワイイなんてさ…。」 佐「そうだよねー。アタシ達みたいな色モノじゃなくて… …アイドル本来の“資質”で勝負できるって、どんな気分なんだろーね?」 すると才加は朝の空を見上げて口を添えた。 才「そんなのアタシ達に分かるわけないじゃん…。 あの娘は……アタシ達とはまるで次元の違う世界にいるんだョ…。」 : : \/\/\/\/\/\/\/\ 前へ |次へ |
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