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《MUMEI》 ホタル×ホタル「あのさ、夏休みの読書感想文につかう 本、選んでほしいんだけど。」 へ? 本、選ぶの? わたしが? なんで 自分で選ばないの? 「そんな おびえないでよ。おんなじ学校、 おんなじ学年!!…科は…ちがうか。」 男の子は、自分のネクタイを指して ニカッと笑いながら そういった。 わたしの学校は ネクタイと 校章の 色で 学年と 学科が分かれてて ネクタイは、同じ色。 校章は、違う色、だった。 普通科の、人かな? 男の子、苦手なのに 親近感 わいちゃって お願い、断れなくなってしまった。 「いいよ。わたし、選ぶの手伝う。」 「やった!!オレ、林野 ほたる、なっ!! おまえは?」 男の子は、さっきよりも明るく笑ってた。 「…長科、蛍歌…です。」 「ははっ、敬語じゃなくていいって!! じゃ、さっそくよろしく!!」 ……なんで、だろう。 わたし、この人の きらきらした 笑顔も… 明るい声も… きさくな 性格も… …嫌い、じゃない。苦手とも、思わない…。 ―この時が はじめて ふたりの ホタル が出会った瞬間だった。 カチリ、と音を立て動き出す ホタル の運命。 ―――ひと夏の きらきらした、淡い初恋の物語―――――――――――――――――――――― 前へ |次へ |
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