《MUMEI》
血マミレノ手
「ただいま〜…」
オレが帰れば、彼女がオレを迎えてくれる。
「お帰り!」
……オレを…抱きしめてる……
この血のこびりついた服に……触れてる……
オレは彼女の顎を手ですくいあげた。
「…?何?」
オレは笑った。
「何でもないよ」
オレは彼女にキスしようとしたが、彼女は嫌がるのでしなかった。
……ただ、これだけは考えていた。
彼女の顎に触ったとき、オレの手が血まみれだったときの事を…………

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