《MUMEI》

僕のその仕草を見てその人間は優しく微笑むと、

「そうか、これはなかなか良いやつじゃぞ。ほら、お食べ。」

と言ってそのピーマンをもぎ取ってくれました。

僕は、クンクンと匂いを嗅いでから少しずつピーマンにかじりつきました。

((カリカリ、カリカリ…))

これはなかなか美味しいです。人間には、特に子供にはあまり好まれないようですが、このピーマンは格別に美味しいです。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫