《MUMEI》

『じゃあそろそろ帰るね。』

「う〜寂しいな〜。送ってく。」

『ありがとう。』


そして昨日と同じようにバイクで送ってくれた。

家に着いた時…。


「これやるよ。」

そう言われ渡されたのはカギだった。

「俺ん家のカギ…いない時でも上がっていいから。」

『ありがとう〜!!』

ナオは私にそっとキスをして昨日みたいに見送ってくれた。

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