《MUMEI》

鈴村花笑(すずむら かえみ)
K高校2年

特技 キャベツの千切り
趣味 立ち読み

性格は多分短気、それにめんどくさがり









そんなあたしは今日も楽しく…………ってわけじゃないけど学校生活をおくってる。

今、四時間目の授業中。時計を見るとあと数分でチャイムが鳴る




英語教師の薄い頭をボーッと眺めながらシャーペンをクルクル回す。そして…………










【キーンコーン カーンコーン…】










「よーしそれじゃ今日はここまでな、あしたはリスニングやる予定だから。はい日直号令-」

「きりーつ」







ガタガタと音をたたせながらダル気に各々立ち上がり











「れーい」












軽く会釈してまたもやダル気に挨拶をする。

あたしはフゥ、と息を吐きながらガタンと力を抜いたように席にまた座る















「花笑-昼飯食お-」











後ろから肩をポンと叩きながら誘ってきたのは友達の七瀬。











「あ、うん。食べよっか」

「あ―もうお腹すいたよね!お昼なんて3時間目からでいいってのに」

「早弁すればいいのに。あたしいつもそうしてるけど」

「アンタと同じにしないで早弁専用のお弁当箱なんて持ってきてないから」

「今日は持ってきてない特別に重箱にしたから」

「アンタ腹ん中に象でも飼育してんの?」











あきれた、とか呟かれた。でも仕方ない腹減るもん

人より少し食欲旺盛なあたしは周りが引くぐらいの量の食料をたいらげてしまう、なぜだかわかんないが多分体質的問題だろう。

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