《MUMEI》

リュークの姿が見えなくなるくらい小さくなると、私は独り言を呟く――…。



しずか「これからはきっとリュークに働いてもらう機会も増えるわね…。


…仕方ないけど“お給料”は弾んであげなきゃね…。」



私は携帯電話を取り出して出来杉さんに連絡を入れる。



――…トゥルルルル……トゥルルルル……チャッ…。


*出来杉『はい。出来杉です…。』



しずか「もしもし?……私よ…。」



*出来杉『……キラ様…。』



しずか「予定が早まったわ。明日、スネオさんを取り込むわよ…。」



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