《MUMEI》
林檎とダイナマイト
=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*



―――…その夜…。



―――… シャク … シャク …



しずか「どぉ?……満足した?」



リューク「あぁ…。」



“お使い”を終えたリュークは、両手に抱えきれないほどの林檎をスネオさんの家の地下室から持ち帰り、片端から頬張っていた。



部屋の片隅には、リュークの“お使い”によって盗ませたダイナマイトが束になって詰まれている。



しずか「リューク……。

…食べ終わったら、もう一つ仕事を頼みたいんだけど…。」



リューク「ん?……今度はなんだ?」

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