《MUMEI》

 

―――… ゴトンッ …!


のび助「うわぁ!?」



突然2階から聞こえた物音に、過敏なまでにうろたえる のび助がいた。



物音は鼠が走り回るような軽い質感ではなく、何か重い物体を落としたような感じに聞こえた。



のび助「な…なんだ?…今の音は…?」



のび助は天井を見渡し、音の出処を探ろうとするも――…



今の のび助に、その正体を確かめに行く勇気など、湧く筈も無かった――…。



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