《MUMEI》

彼は、出来杉さんから昨日受けた命令どおり、町中の果物屋さんを走り回っているところみたいだった。




―――…ゴクリッ……!



リュークは、スネオさんが持っている買物袋を見つめて生唾を飲んでたわ。



リューク『おい……。あの林檎、食ってもいいか?』



しずか『今はダメに決まってるでしょ!


…彼が地下室に運ぶまで待ちなさい!』



私は、食い意地の張った死神を念で制止する…。



そして――…




しずか「…どうしたの?…スネオさん………。」



私は心配するフリをしながら、スネオさんに後ろから声をかけたの――…。

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