《MUMEI》

スネオ「…ありがとう!ありがとう!!」



ゾワリとした嫌悪感にさいなまれ、抱きついてくる彼の身体を振りほどきたい衝動に駆られるも――…



しずか「泣かないで、スネオさん…。


…私がついてるわ…。」



私はその衝動を自ら封じ、泣きすがる彼の頭を撫でてあげたのよ…。



そして私はスネオさんをなだめながら、先ほど口にしたテレパ椎の効力を用いる…。



静かな瞑想が始まった――…。



しずか『出来杉さん、聞こえる?


…聞こえたらテレパ椎を食べて頂戴…。』



私の忠実な腹心にテレパシーで呼びかけると――…

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