《MUMEI》

テレパシー交信では、私の殺気がストレートに伝わるのかしら――…?



出来杉さんからの返答は、その殺気に臆したような間を置いていたわ。



*出来杉『スネオ君は、まだキラの正体が誰だか知らないけど、もう僕がキラだと打ち明けていいんだね?』



しずか『えぇ、構わないわ。そうして頂戴。』



*出来杉『了解…。


…ところで、彼が僕らの奴隷であることを自覚させるには、何か罰を与えたほうが効果的だね…。』



しずか『その辺は任せておいて…。


…私に考えがあるの。』



私は、そこで出来杉さんとの交信を終えた――…。



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