《MUMEI》 やはりお坊っちゃまには荷が重過ぎた…… いえ――…“鞭”が軽過ぎたのでしょうね…。 私はスネオさんに悟られぬよう、込みあげる憎悪を隠していたの。 やがて――… スネオ「この事は誰にも言っちゃいけないよ…。」 最後にスネオさんは、出来杉さんが演じる“キラ”に念押しされた通り、私に口止めしたの。 しずか「えぇ…分かったわ…。」 私は煮えくり返る心境を抑えて頷いた。 しずか「でも―――…」 そして私は、彼を出来杉さんの元へ誘導するための罠を仕掛けてゆく――… 前へ |次へ |
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