《MUMEI》 その提案を耳にした途端、スネオさんの表情は微かな希望に和んだの。 それは私の撒いた疑似餌に、彼が食い付いてきた証拠だったのよ…! スネオ「そうか!…人格者の彼なら、快く引き受けてくれる筈だよね!?」 スネオさんは、満面の笑みを私に向けていたわ。 ――…其処に更なる地獄が待ちうけていることも知らずに…。 ニヤリと樮笑む私の表情を、地下室の暗がりが誤魔化してくれたわ――…。 : : 前へ |次へ |
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