《MUMEI》

―――…やがて……



出来杉「……分かった…。


…僕に出来ることがあれば、協力するよ…。」



出来杉さんはスネオさんの肩をたたき、優しい口調で答えたの。



その人格者の仮面の下に、妖しい笑みを隠しながら――…。



スネオ「出来杉くん!ありがとう!ありがとう!…うっうっ!」



スネオさんは、そんな偽りの優しさに気づきもしないで、出来杉さんの右手を握り感涙にむせび泣いていたわ。



出来杉「泣くなよ、スネオくん……僕らは友達じゃないか…(笑)」

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