《MUMEI》

私は人差し指を顎にあて、上目使いで空を見上げたの――…



しずか「あ……よく考えたら、リュークに与える林檎もこの方法で増やせば…


…なにもスネオさんを巻き込まずに済んだんだわ…。」



軽ーい失敗に軽ーい後悔が胸中に訪れるも――…



しずか「まぁいいわ…。


スネオさんを奴隷として飼っておけば、この先なにか役に立つこともあるでしょうしね…。」



私はクスッと笑って商店街を歩き始めたのよ。



スネオさんを地獄に引きずり込んだことも、既に私にとって軽ーい事由に過ぎなかったから――…



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