《MUMEI》

―――…暫時後……。



私はスネオさんから預かった合鍵で、スネオさんの家の玄関ドアを開けた。



すると―――…



玄関から続く長い廊下の奥に“石像”のような物が横たわっているのが見えたのよ…。



私はその存在を確かめるや、ニヤリと笑みを浮かべる――…。



リューク「これでいいのか?」



先にスネオさんの家に入って一仕事を終えたリュークは、ゴルゴンの首を小脇に抱え、得意気にふんぞり返っていたわ。



しずか「…上出来よ…。」



私は買い物袋の中から林檎を一つ掴むと、褒美をねだるような眼をした死神に、放り投げてあげたの――…。

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