《MUMEI》
街を揺るがす轟音
            :
            :



どのくらい時間が経ったのかしら――…?



私はスネオさんの後頭部を撫でやりながら、ふとした思案に眼をギラつかせる――…。




――…そういえば…。


…そろそろ仕掛けた“罠”に、獲物がかかってもいい頃よね…?



“罠”とは、リュークに頼んで、のび太さんの家に仕掛けたダイナマイトと――…



デスノートに記した、ある一文のことだった…。



私は、忌々しい存在を消し去るその瞬間を待っていたの。




――…そんな時…!

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