《MUMEI》 重い買い物袋を地下室に運び入れると、スネオはワインセラーの奥にある大きなクーラーボックスの前に佇んだ――…。 昨日は満杯の林檎をこのボックスに補充したのに、今朝確認した時には半分くらいにまで減っていた。 スネオ「いったい、どうなってるんだ?」 スネオは怪奇的な現象に震えながらも、キラの言いつけを守るべく、クーラーボックスに手を伸ばした。 そして恐る恐る――… その蓋を開けると――… スネオ「………やっぱり… …また減ってる…。」 スネオはボックスの中身を見るや、虚脱感にガックリと肩を落とした。 今朝は半分ほど有った林檎は、ボックスの底のほうに十数個ほど残されているだけだった――…。 前へ |次へ |
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