《MUMEI》 頭垂れるスネオの脳裏には、昨日言い渡されたキラの命令が思い浮かんだ――…。 ∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・ 出来杉『いいかい?…林檎を買ってきたら、ひとまずキミの家の地下室に貯めておくんだ。 …あとは、こちらで勝手に食わせてもらうからね……クククク…。』 ∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・ スネオ「いったい誰が林檎を食ってるんだろう…? …やっぱり、これもアイツの仕業なのかなぁ…? …それしか考えられないよな……やっぱり…。」 スネオは悔しさと恐怖の入り混じった面持ちで、地下室に立ちすくんでいた。 そんなスネオの心に押し寄せてくるのは、いくら補充もしても片端から食われてゆくエンドレスの無力感だけだった――…。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |