《MUMEI》 そんな時―――…。 ―――… シャクッ ……。 スネオの他に誰もいない筈の地下室に、林檎をかじるような小さな音が響いた。 スネオ「!!!?……………。」 スネオはビクリと身をこわばらせると、爪先から頭頂部にかけてゾクリとした悪寒が登ってゆく。 スネオ「…だ…誰かいる…の…?」 恐怖に震える声を発して薄暗い地下室を見渡すも、その問いかけに応じる者は誰一人としていなかった――…。 スネオ「き……気のせい……だよね…? …そう……だよね?」 前へ |次へ |
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