《MUMEI》

でもリュークは平然と笑うだけだった――…。



リューク「ああ…その通りだ。


…お前がデスノートに書いた通り、のび太の父親は死んだだろ?……フハハハハ!」



しずか「…そんな事を聞いてるんじゃないわ!」



私は尚も巻くし立てる…!



するとリュークは、ズイッと私の鼻先に顔を近づけると、ドラミちゃんが死を免れた理由を説明したの。



リューク「…名前を書いた人間の行動を操るときには、その人間自身が行動目的を果たしたと判断した場合に、死ぬことになるのさ…。」



私は、鋭い牙が羅列するリュークの口に、今更ながらに彼が恐ろしい死神であることを実感し、思わず怒りを萎えさせた…。

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