《MUMEI》

私の心中に、そんな閃きが舞い降りたけど――…



…その閃きによって脳内に快楽物質が分泌されることは無かった。



しずか「つまり……ドラミちゃんが身代わりを立てたっていうこと…?」



リューク「――…そうだ。」



リュークが断言すると、私は不本意ながら納得せざるを得なかった。



私は暫く押し黙ったまま、野比家の在った場所から立ち昇る炎と煙を眺めていたの……。



リュークもつられて見上げていたわ…。



私はうつ向いて思案に耽っていたけど、やがてある事を思い出し顔を上げる…。



しずか「…そういえばドラミちゃんは誰かと一緒に居たようだったけど…


――…あれは誰?」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫