《MUMEI》
死神の商談
リューク「悪いが、それを教える訳にはいかないなぁ…。


…死神にも掟というものが有るんだ…。クククク…。」



――… チッ …


私は苛立ちも露に舌打ちする。



それはドラミちゃんに加え、忌々しい存在がまた一人増えたことから出てしまった、はしたないリアクションだった。



リューク「だがなぁ、お前でもヤツ(N)の実名を知る方法が無い訳でもないぞ。


…ククク…。」



そんな解りやすい感情の移ろいを見下ろしていたリュークは、待ってたとばかりに、ある『商談』を持ちかけてきたのよ――…。

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