《MUMEI》

リュークは、私の顔を覗き込むようにして説明を続ける――…。



リューク「…死神の眼の対価は、残りの寿命の半分だ。」



彼の赤い目玉がギラりと光ると、私の眉もピクリと吊り上がった。



――…人生80年…。



――…定説通りなら、私はあと70年は生きることが出来る筈――…。



――…でも“死神の眼”を手に入れる対価として、その半分を死神にくれてやる契約は、私が45歳までしか生きられない事を意味している。



――…要は私が、それまでの寿命を長いと思うか短いと思うか………よね…?

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