《MUMEI》

しずか「当たり前よ…。


…そのために“林檎”をたらふく食べさせてるんじゃない。


…だいたいリュークがデスノートの使い方をキチンと説明してくれてたら、ドラミちゃんを仕留め損ねずに済んだのよ。」



リューク「オ…オレのせいなのか?」



しずか「そうよ。ドラミちゃんの存在を知る“ブリッド”は、数に限りがあるのよ。


アナタの説明不足のせいで、貴重な一発(のび助)が無駄弾になっちゃったじゃない。」



リューク「それはそうだが…。」



リュークは気押されたように口籠った。



その様子には、面倒な相手にノートを渡してしまったという後悔が、色濃く垣間見えた。

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