《MUMEI》

その時―――…!



ジャイアン「わああ!……大変だ…!」



今まさにリュークがムクの名をデスノートに記そうとしたとき、ずんぐり体型の男の子が家の中から飛び出してきた。



その男の子は剛田武……ジャイアンだった。



ジャイ子「お兄ちゃん、待ってよ!」



遅れて6〜7歳くらいの女の子が、兄の後を追って現れる。



その女の子こそが、リュークがこの家を訪れた目的そのものだった。



リューク「お…。しずか が言ってたのは、この娘だな?」



リュークは赤い目玉でギョロりと見舐めると、屋根の上からジャイ子の背後に舞い降りた。

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