《MUMEI》

リュークは書きかけのデスノートを足に巻き付けたホルダーにしまうと、騒がしく吠えたてるムクに語りかける――…。



リューク「命拾いしたな…。ククク…。」



そしてクルリとムクに背を向けると、コウモリのような翼をひろげ、兄妹の後を追って人ゴミの中を滑空した!



やがてリュークは、人波を縫うように走る兄妹に追いついた。



そして脇目も振らず野比家を目指す武の後ろで――…



兄から離れないよう必死についてゆくジャイ子に近づくと――…



ジャイ子「待ってェ!お兄ぃ…ムグぅ!」



シワ枯れた手で口を塞ぐと、音もなく異空間へと連れ去った――…!



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