《MUMEI》

その答えに、私もニヤリと微笑み返す。



しずか『なるほどね…。


…林檎を補充しに地下室に行く時間も奪うって事ね?(笑)』



出来杉『そうさ…… クククク ……。


…彼には絶望の渕にまで落ちてもらうのさ…。』



しずか『なるほど…。そうなれば――…』



私は三日月のように眼を細め、出来杉さんが描いたシナリオを理解してゆく――…。



すると闇夜を見上げる私の心中で、次々と閃きが連鎖していったの――…!

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