《MUMEI》

その閃きは、先ほど私が思いついたアイデアを、より現実に近付けるように肉付けされてゆく――…。



――…さっき私は、武さんを使ってドラミちゃんを破壊させようと考えついた――…。



――…でもよくよく考えると私が直接、監禁場所に出向くのは危険が大き過ぎるわ――…。



――…何故なら、しぶといドラミちゃんのことだもの。また何か思いがけない手を使って生き延びるかもしれない…。



――…万が一のときの保険が欲しいものよね…。



――…私がドラミちゃんに正体を晒す危険を犯さずに、デスノートに武さんの名を記す方法…



――…つまり、キラの役を誰か他の人物に演じさせれば………

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