《MUMEI》
託された願い
*スネオ「もしもし……しずかちゃん……。」



私が受話器を取るなり、スネオさんは暗く沈んだ声で話かけてきたわ。



しずか「スネオさん、今日も学校を休んでたわね…?


…もしかして、林檎集めが大変なの?」



私が白々しく問いかけると――…



*スネオ「うん…。実は、その事でお願いがあるんだけど――…」



スネオさんは、言い出し難そうに言葉尻を濁した。



しずか「なにかしら?」



私は穏やかな口調で問い返したけど、眼だけは妖しく笑っていたと思う――…。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫