《MUMEI》

――…泥臭いわね。



――…そんなやり方じゃあ100年経っても妹に辿り着けないわよ…。



私は心の中で、そんな武さんをさげずんだの――…。



ジャイアン「ああ〜、ジャイ子〜!


…オレがちょっと目を離したばっかりに……。


…もしジャイ子の身に何かあったら…!


…オレは!…オレは〜!!」



武さんはオロオロと泣き崩れるばかりだったわ。



普段のガキ大将としての横柄さが嘘みたいに影をひそめてて、なんだか気の毒になるほど可笑しかった…。



私は、そんな間の抜けたガキ大将に、表裏一体の邪心を交えながら優しく囁きかけるの――…。

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