《MUMEI》 "夏休み中に二人っきりでどっか行けば?" 梨華子と亜希にそう言われ、早一週間が経っていた。 …そう言われても、ね…。 いきなり私から"二人でどっか行かない?"なんて…。 ほら!何か考えただけで寒気するもんっ。 ずっと健太にあんな態度とってたんだし…。 それに多分、二人っきりになったら、いや、二人っきりじゃなくても健太に会ったら、またいつもの私になる。 それに…まだ今の段階では"気になってる奴"だからね! "好き"とかじゃないから! そんなことを考えながら、一人でベッドでゴロゴロしていた時、梨華子から一通のメールが。 "めちゃくちゃ怖いホラー映画がやってるらしいよ〜。矢崎と行ってきたら?" …な…。 ほ、ホラー映画? 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |