《MUMEI》 Do as I say, not as I do.私のする...【TIGER&BUNNY】 Do as I say, not as I do. 私のするとおりではなく、私の言うとおりにせよ。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 「タイガー殿!」 「おぉ、何だよ折紙…」 今日も仲間と集まってミーティングをしている最中、折紙が何だか興奮しながら俺に向かって一直線に突っ込んで来やがった。 「あの…えぇと…その、何と申したらいいのか…」 「何だよ…」 折紙は何か言いたそうにしながら頬を赤らめて、身体をモジモジさせている。 そういや折紙といつも仲良く喋ってるスカイハイの奴が居ないのに気が付いたが、折紙の奴は特に気にする様子も無く、それよりも胸ポケットから何やら大事そうに手紙のようなものを取り出してくるといきなり朗読しはじめた。 「聞いて下され!」 「お…ぉぅ…」 「良男(よしお)殿、お慕い申し上げております候…」 「えぇッ!!」 ”お慕い〜”って、いきなり告白かよ!と思ったが、それより”良男”って誰だ? 「なぁ…折紙その…」 「これで合っているでござるか?」 「は?」 どうやらいつもお世話になっているスカイハイにお礼状を自分の好きな日本語で書いてみたいんだそうな、それでその添削を日本人の俺に頼みたいという事だったらしい。 「グッドマン殿の名前を日本語表記する場合は”良男”ではないのでござるか?」 「え…あ、スカイハイの事だったのね…」 確かにグッド(良い)マン(男)だな。 「あのさ…カタカナって知ってるか?」 「カタナでござるか?」 「いや、そういや時代劇には漢字と平仮名くらいしか出てこないもんな…」 それにしても親友同士の付き合いで”お慕い〜”ってのはちょっとな…。 折紙からその手紙を見せてもらうと、そこには”接吻”と…。 「えぇっ!!何なの///!?」 「何ゆえ驚いているのでござるか!?」 ”接吻”?スカイハイへの礼状だろ、どういう事だ? 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |