《MUMEI》
バイバインの注意書き
私とリュークの間に漂っていた不穏な空気は、林檎を与えるという約束を果たすことで、とりあえずは拭い去られたのよ…。



でも――…



リューク「なんだ?…買ってきた林檎は1個だけなのか?


…それじゃ、ぜんぜん満足しないなぁ〜。」



リュークは軽すぎる買い物袋を見るなり、不然とした態度で不満をもらした。



しずか「まあ見てなさい。(笑)」



私は得意気に林檎を床に置くと、バイバインを振りかけたの。



すると―――…



――…ボイッ!…ボイボイッ!



リューク「お!?…これは…!」



リュークの眼前で、林檎はアッと言う間に4個にまで増殖したの。

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