《MUMEI》

「…ねぇ、健太…」

「ん?」

「この映画何分くらい…?」

「ホラー映画はそんな長くないよ。これは確か…1時間40分とかそれくらいって言ってた!券買ったとき」


…十分長いじゃん…。

普通のアニメの映画と同じくらいじゃん…。

私堪えられるかな…。

G.W.に梨華子んちに亜希と泊まったとき、何故か梨華子がホラー映画のDVDいきなり観出して…。

亜希と梨華子は笑い混じりに叫んでたけど、私は悲鳴が出ないくらい怖かった。

"その強気な性格でホラー駄目とかウケる"とか言われたけど、性格なんて関係ないし…っ。

あの日はほんとに失神寸前だった、うん…。

今からこんな大画面で観ると思うと…。

…考えただけで恐ろしい。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫