《MUMEI》 「健太のばーか!」 「今は何言われても気にしねぇ!めちゃくちゃ気分いいしな!」 浴衣なんかで喜んでくれるなら…やっぱりお祭りの日も…。 なんて思うようになった私のが、もしかしたら単純なのかも。 今日が終わったら、もうすぐ夏休みも終わる。 夏休みが終わって学校が始まったら…席替えなんて直ぐにするんだろうな…。 …あの席のままでいいのに。 健太が隣のままでいい。 授業中うるさくて注意されるくらい、どうってことない。 「あ、花火始まるの、19時半だってよ〜♪」 「…ねぇ、健太…」 「あ〜?」 「…席替えしたくないね」 「えっ?」 何言ってんだろ、私ってばいきなり。 これじゃ、私のが意味分からないじゃんね。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |