《MUMEI》

そして―――…。



出来杉「…ドラミくん――…?」



出来杉は、黄色い背中に声をかけた――…!



ドラミ「誰!?」



突然背後から浴びせられた声に、ドラミは振り向きざまにサッと身構えた!



不自然な挙動だ…。おそらくキラを誘き寄せるために、自らが囮(おとり)となっているのかもしれない――…。



スネオ「ぉ…おい。なんだよ?…こっちがビックリするじゃないか。」



スネオは、出来杉に言われた通り、たどたどしくも自然な驚きのリアクションを演じてみせた。

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