《MUMEI》

スネオ「エヘッ…エヘヘへ…。」



出来杉の目尻の痙攣に身の危険を感じたのか、誤魔化し笑いを浮かべるスネオがいた。



ドラミは相変わらず疑念の眼差しを二人の少年に向けていた。



出来杉は、そんな疑いをはぐらかすように、淡々と言葉を並べてゆく――…。



出来杉「僕らは、今まで図書館で一緒に宿題をやっていてね…。」



出来杉はスネオの顔をチラリと見て“話を会わせろ”と眼で恫喝した。



スネオ「そ……そうなんだ。


…これから僕の家で一緒にゲームをして遊ぶんだ。……エヘヘへ。」



スネオは笑顔を引き攣らせながらも、その命令に従うしかなかった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫