《MUMEI》 スネオ「エヘッ…エヘヘへ…。」 出来杉の目尻の痙攣に身の危険を感じたのか、誤魔化し笑いを浮かべるスネオがいた。 ドラミは相変わらず疑念の眼差しを二人の少年に向けていた。 出来杉は、そんな疑いをはぐらかすように、淡々と言葉を並べてゆく――…。 出来杉「僕らは、今まで図書館で一緒に宿題をやっていてね…。」 出来杉はスネオの顔をチラリと見て“話を会わせろ”と眼で恫喝した。 スネオ「そ……そうなんだ。 …これから僕の家で一緒にゲームをして遊ぶんだ。……エヘヘへ。」 スネオは笑顔を引き攣らせながらも、その命令に従うしかなかった。 前へ |次へ |
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