《MUMEI》
スパイ衛星キット
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ドラミちゃんは、小さくなってゆく二人の後ろ姿をジッと見送っていたわ。



私はその接近遭遇の一部始終を、電柱の影からずっと見守っていたの。



――…何とか切り抜けてくれたようね…。



―――…よかったわ。



私は、とりあえず危機的な状況を回避できたことに、安堵の溜め息を洩らしたの…。




でも――…



私の考えは、まだ甘かった……。



本当の危機は、この後に待ちうけていたのよ…!

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