《MUMEI》
気付かない二人
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―――…その頃。



二人の少年は、街角で偶然遭遇したドラミと別れた後、スネオの家に向かって歩いていた…。



二人とも、自分達の周りをドラミのスパイ衛星が飛び交っていることに、まだ気付いていない――…。



出来杉「キミは、つくづく脇の甘い人間だね…?」




出来杉は、ドラミとのやりとりで危うくボロを出しそうになったスネオに侮蔑の言葉を浴びせていた。



スネオ「でも、出来す……いゃ…キラ様…


…僕も隠そうと必死だっ…」



出来杉「――…言い訳は要らない!」



出来杉は、スネオの言い訳を強い口調で遮った。

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