《MUMEI》

スネオ「…は!……はい…!……彼女とは本当に何もありませんです……。」



スネオは咄嗟に嘘をついた――…。



“忘れろ草”で植え付けられた偽りの記憶とはいえ、スネオは自分が しずか とセックスをしたと思い込んでいる。



その“嘘”は、神の力を持つ人間を前に、スネオ自身の精神を奈落の渕へと追いやった。



出来杉「ふぅん………。」



出来杉の視線は、スネオの顔をジロジロと舐め回した…。



それはまるでスネオの心を直接手にとって吟味するような視線だった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫