《MUMEI》
 Story.8 : クリスマス
私たちはめでたく、付き合うことになった…らしい。

その一週間後に席替えをしたんだけど、全く同じ席で隣はなんと健太だった。

"あんたら、運命じゃん"なんて言ってきた亜希に思いっきり蹴りをかましたのは言うまでもない。

あ、ちなみに私の前の席は梨華子でその隣が亜希で。

前よりうるさくなりそうな予感がしたのか、席順を見た担任はうなだれてた。




「いや〜なんだかんだでもうすぐ冬休みじゃん?」

「あ、そういえばそっか」


もうとっくに12月だった。

健太と付き合ってからは、時間が過ぎるのが何だか早い。

…気のせいかな?


そして、昼休みは彰を含めた5人で屋上に来るのが日課になっていた。

梨華子だけ徹哉くんという彼氏がいなくて、何だかつまらないみたいだけど。

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