《MUMEI》

私はそんな馬鹿丁寧で遠回しな言い様に、軽い苛立ちを覚えた――…。



しずか『出来杉さん、あまり時間が無いの。


…簡潔に話して頂戴――…。』



*出来杉『おっと、すまない…。


…いいかい?……この後、スネオ君はキミに代わってキラを演じることになっている。』



しずか『えぇ…。そうよ…。


…それがどうかしたの――…?』



私は固唾を飲んで、最高の作戦参謀が語る言葉の続きを待った…。



*出来杉『つまり…。スパイ衛星を逆手にとって、スネオ君がキラだという証拠をドラミ君に見せつけるんだよ。』

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