《MUMEI》 ーーー… 「きゃー!くらげ、綺麗っ」 というわけで水族館なんだけども。 亜希、くらげでテンション上がるってどういうこと…。 てか、やっぱり水族館だとカップルで分かれちゃうな…。 梨華子と徹哉くんはどんどん先に行っちゃうし。 「…健太、楽しい?」 「…イルカとペンギンしか興味ねぇ」 「あんた、酷いね。他の魚に謝れ、他の魚に」 まあ、私なんて水族館自体あまり好きではないんだけど。 イルカもペンギンも可愛いとは思うんだけど。 私って何だか…体だけ女で中身全く女っぽくないな…。 隣にいる健太を見上げる。 健太のが中身、女っぽいと思うのは私だけかな。 「…ちょっ!愛香、何そんな見つめてんのっ!」 「いや…別に」 「見惚れてた?仕方ないよな…俺カッコイイもん…」 「…はあ…まあカッコイイんじゃないですか」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |