《MUMEI》
保険
出来杉は自らを監視する目が無くなったのをいいことに、心おきなく瞑想に集中する――…。



出来杉『リューク…。』



*リューク『ん?…また何か用か?』



出来杉『あぁ…。キミに一つ覚えておいて貰いたい事があるんだ…。』



*リューク『なんだ?』



それはスネオとの通話手段にまつわる、出来杉の1%ほどの心配事だった。



出来杉『僕とスネオ君の通信手段にテレパ椎を使うことはできないんだ。』



*リューク『それは何故だ?』



出来杉『まぁ、テレパ椎の数には限りがあるし、奴隷に食わせるのは勿体無いってことだよ。』



いちいち説明するのは面倒なので適度な理由を伝えた。

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